2023.12.31

今年劇場で観てよかった映画

新作『フェイブルマンズ』『TAR/ター』(☆)『バービー』『アステロイド・シティ』

旧作『月の寵児たち』『News from home』『ゴダールの決別』『マリア・ブラウンの結婚』『雨に濡れた舗道』

なんかほんとにそうだっけという感じだ。年始にアケルマン論を書くと言ってたけど全然できなかった。途中であんまり興味が無くなった。家ではなぜかドゥニ・ヴィルヌーヴブニュエルの映画をよく観た。ひとりの作家を追う中で美学を見出せると嬉しい。久しぶりに観ない方がよかったと思う映画もあった。2023年は実質2022年の焼増しに近かった。今年の秋冬はSZAの『SOS』を聴きまくってる。12月はこれに本当に支えられた。音楽が今でも自分の支えになってることが嬉しい。これに出会えたことは今年のハイライト。人生で1枚選べと言われたら迷いなく『SOS』と答えられるくらい一生聴き続けたいアルバム。私もあの海に飛び込んで沈んだり浮かんだりしたい。全てがとっ散らかったままあっという間に1年経った。3月にArctic Monkeysのライブに行って、10年越しに私の中のナンバーワン大スターを目の前にしてそれがピークだったかも。めっちゃくちゃかっこよくて同じ時代を生きてることにありがとうだった。Alex Turnerの新作を待てる世界にいられることはめちゃくちゃ希望。私が普段触れてる嫌なことからは全く遠くで生きてる人がいてその人が作ったものを享受できる嬉しさをライブ観たことで実感できた。本当にいるんだというやつ。2024年はSZAがみたい。もうすぐ25歳になるし仮でいいから生きる目的を設定しないと。働いてると要らない落ち込みとか要らない傷付きがただでさえ発生してるのに、今年は自分自身のダブルスタンダードに呆れてさらに落ち込むみたいなことも多かったから、それは知識を獲得し続けることで改善したい。知ることで生きづらくなることは多いけど、その生きづらさを簡単に越えるような思考や知識を体得することが目標。あと私は来年も映画を観続けたいから、やっぱり映画の現場で何が起きているのか知りたい。